コラム『犬猫にスキンケアは必要か』

※当店の考え方をお伝えする為のコラムですので、ご興味のある方は是非御一読ください。

当店は、ペットにスキンケアが必要だと考えています。
犬猫のお肌は、人間の赤ちゃんよりも薄く、乾燥しやすく、敏感と言われています。
皮膚の新陳代謝の周期や、汗腺の種類、汚れ方なども人間とは違いますので、毎日洗う必要はないとは思いますが、健康な子であれば3週間に1度が理想的な洗浄頻度だと思います。

お客様は、洗顔する前にオイルクレンジングをしたり、洗顔後に保湿してお肌をケアしませんか?

健康なペットのお肌は、外部の刺激からお肌を守るため、オイルでコーティングされています。
シャンプーのみではお肌にある余分なオイルを落としきることは難しく、もしもシャンプーのみでオイルを落とそうとする場合、洗浄力が強いものを使わなくてはいけないため、お肌に余分なダメージを与える可能性があります。
そのため、当店ではシャンプーをする前に出来る子にはオイルクレンジングをしています。
そして、乾燥しやすいペットのお肌に対し全身に保湿剤を塗布する機械も導入しています。

おうちでシャンプーした後や、トリミングサロンから帰ってきた後に、ペットがお肌を痒がったことはありませんか?
もしかすると、それはシャンプー剤の成分が合っていなかったり、刺激の強いシャンプー剤や、ドライヤーなどなどのせいで、お肌が乾燥しているからかもしれません。

一般的に売られている「ペットシャンプー」の多くが、法律的には『雑貨』の基準のものが多いため、人間用の『化粧品』の基準には及ばないことがあります。
当店では、お肌のデリケートな子には人間の『化粧品』基準のシャンプーを使用しています。
その子の汚れ具合やお肌の状態に合わせて適切なシャンプー剤を選び、ドライヤーも40℃、60℃、80℃~と、細かく温度設定できるものを使用し、お風呂も犬猫の皮膚科学的に最適な温度に調節し、ブラシなどもお肌や被毛の状態に合わせて使い分けています。

まずは、食事やスキンケアから見直すことで、ペットの健康なお肌を守ることが出来るのではないかと当店は考えています。

著 菊地将也 (ペットケアサロンARIA 店長)

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